猫好きのためのペパクラ日記

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縄文人の世界観

最近は、小難しい話になってますが 思いのほか温かく見て頂き感謝しています。

 

今日は、縄文時代の遺跡で秋田県にある大湯環状列石(ストーンサークル)から

スクリーンショット(2013-11-20 10.18.55).png

 

これは、確か5000年位前の建造物です。。

一応謎とされていますが、太陽や星の運行を元に方角を決め 季節の運行を

確かめる装置ではないでしょうか? (日時計の役割もあったでしょう。)

また、それを元に当時の世界を象徴的に表現するものだったと思います。。

 

 

次に、現代の造形作家の児玉康兵氏が設計しているストーンサークルです。。
 

houi.jpg

 

大阪府下高槻市に2000年6月にオープンした「たかつきフラワーパーク」の一角に作られた「石舞台ストーンサークル」だそうです。

昨日ネットで見つけました。

 

ストーンサークルの概念図を探していたら やたらとイメージ通りの出来過ぎた図が

あったので、驚きました。。しかも実物を復元してしまっている。 
 

名称未設定.png

注目すべきは中心から石が3個 6個 12個 という3の倍数になっている点です。。

この作家さんもどうやら 三元論による世界を意識しておられるようですね。。

 

中国には天地人という三才思想がありまして、日本に輸入されたとされますが、

私見では、世界的に(トーテムポールを建てる風習からして) 原始的な三元論としての

世界分割の思考様式があったのだと思います。。

 

以下私の下手な図です。。

2013-11-21 09_45_15.png三角形.png

 

多分ですが、最初に天地を垂直に分割する思考様式が生まれたのだと思います。

その後太陽や星の運行を観察して、東西南北の方角を知る事になったと思います。

 

この時点で世界はどうしても2の倍数で区切る必然が出てきます。。

それでも、当時の人は3の倍数で区切りたかったのだと思います。。

 

その葛藤の末6分割や12分割を生み出したのだと思います。。

また下手な図です。。

2013-11-21 09_54_38.png2013-11-21 09_58_50.png

農耕以前では、3分割や円の思想が極めて大事だったと思います。

それは、恐らく自然との調和の思想だと思います。

 

これに対して農耕が始まると、世界は四角に区切られるようになります。。

耕作地や人の住む敷地は四角の方が 合理的なのでしょう。

それは、調和から「自然との対立」「自然の排除」という思想への転換でもあります。

 

古代中国でも方位の概念は明確に四角の図形で表現されます。。

ただし古代という時代は現代よりも 自然が多くて 排除の思想とともに調和の思想も

残るハイブリッドな思想だったと思います。

四角の概念図の中にも円形を取り入れたりしています。

 

世界は巡る 時間も巡る 季節も巡る 微妙にズレながら同じことを繰り返す自然の営み

それと人間の運命や生理現象(健康)なども同期している (天人合一思想)

 

または、老荘思想のように無為自然という限りなく自然のままに生きようという思想

 

孔子の思想にしても易経をとても大事にしています。易は筮竹を使って占うイメージ

ですが、本物で達人の儒家は「易は占わず」と言いまして易の運動法則に従って考えれば

未来のことも全て瞬時に お見通しなのだそうです。。

 

筮竹をふるなんて まどろっこしい」そう言った人がいます。。

 

故人ですが、安岡正篤さんは多分最後の本物の儒家陽明学)でした。。彼にまつわる話は

沢山あって伝説めいていますけれども、今では多くの人に知られていませんね。。

彼の書籍も何冊か読んだのですが、易もまた難しいです。。

 

話が脱線してしまいました。。

今日はこれでおしまいです。。