信楽の本場でたぬきさんの謎に迫る &都電荒川線沿線の猫さま5
小鳥が寒い中チョコチョコと
ホテルレイクヴィラで朝食を頂き いざ紫香楽宮でも有名な信楽へ
信楽伝統産業会館
ここで「信楽の文化財」というガイドブックを入手いたしまして、今まで抱えてきた多くの謎を解く手がかりを得ました。
珍しい作品が多数
大黒様たぬきさん
まずこれまでの謎を整理してみます
1)何故全国各地にたぬきさんの置物があってしかもバリエーションが豊富なのか
2)その置物の歴史やルーツはどこまで遡れるか
3)狐と狸は日本人にとって古くから化かす動物として民話にも数多く登場する。信仰といってもいい。キツネは偶像化されて祀られるのに何故タヌキは定説では江戸時代まで偶像化されずにいたのか?何か理由があるはず…。
2)のルーツはネットでも調べた結果
江戸中期京焼(清水焼)の高橋道八という窯元の二代目天才陶工 仁阿弥道八が茶会に飾られる僧狸(着物を着た動物狸)を作成したのが有名で始まりだという。
その後現在の丸八徳利を持つ定番の狸を造ったのは藤原鋳造さん(明治9年〜昭和41年)
もとは京都にいたのですが、大物を受注したために信楽に移って狸も作り出したという。夢のお告げで「狸を作りなさい」というので狸に専念し社名も「狸庵」(りあん)として現在に至る。お店の2階に初代からの作品が展示してあるという。
今度是非見学したいものです。。
1)の答えは昭和26年11月昭和天皇が信楽に行幸され、このとき狸のやきものに国旗を持たせて歓迎したが、天皇は喜ばれ 幼児期の思い出を重ねられ「をさなどき 集めしからになつかしも 信楽焼の狸をみれば」と詠われ、マスコミ報道されたことで一躍全国に知れ渡り注文が殺到したのだそうです。。その後藤原鋳造さんは多くの弟子に教えて弟子が独立して生産量もバリエーションも増えていったのですね。。
最初は注文生産だったとしたら、一点もの故に個性的な形になりますね。。
それにしてもその制作技術の高さや発想の豊かさは多くの名工あってこそです。
夢のお告げというのは素敵な史実でしたね。
3)の信仰に関われる謎は手がかりもつかめぬまま残りました。今後の課題です。
むじなに関しても調べましたが、非常に興味深く複雑な事柄を含んでいます。
いつか調査に進展があれば取り上げたいと思います。。
===本日の猫さま=== 西ヶ原周辺
珍しく子猫さま
まだヤンチャな盛り
たまりません♪
鳥の声が気になって
信楽焼の続きはまた来週 。。)/