北海道旅行記後半 〜白い恋人パーク〜
北海道旅行もいよいよ、最終日。 白い恋人パークへ行きました。
まずは、クッキーのお絵描き体験
次に館内をぶらぶら散策していると、
蓄音機の実演がありました。
100年前のエジソンの円筒式の録音は
思ったより音質がよく、時代の空気感が
蘇りびっくりしました。100年前のジャズ
今よりもっとジャズが輝いていた時代。
当時の「アメリカ」という感じを肌で体験出来ました。
軍隊の曲だというから驚きでした。
日本の軍歌とは違って楽しげな踊るような曲でした。
次は、日本製の蓄音機に若き日の美空ひばりの
「越後獅子の唄」
これは、ゾクゾクしましたね。
音源に雑音があるから悪い音とはいえませんね。
時代の空気感まで再現し、まるでスターウォーズの
レイヤ姫が、ホログラフィーで立ち現れたシーンのように
美空ひばりが、少女の姿で直ぐ近くに立ち現れて
耳元で歌ってくれた ような感じ
がした。
こんな体験は今までなかったので、驚きでした。
恐るべし蓄音機
ぜんまい仕掛けで動く非電化製品
アナログの底力
蓄音機まで遡れなくても
いずれレコードを聞いてみたくなりました。
次に昔のおもちゃの並ぶコーナー
ブリキのおもちゃでは、作り手の並々ならぬ気合
というか執念を感じました。
戦後物のない時代に、ここまで精巧に子どもたちの
ために作りこむ気持ち。
どうせ作るなら物凄くいいものを
というモノづくりの魂
半端なものは作らないという強い意志
もう意地で損得勘定は関係ない
そんなメッセージを受け取ったように思います。
(お前もペパクラでこれだけのものを作ってみろよ
と発破をかけられたようです)
仮面ライダー 懐かしいですね。
5,6歳のピカソがこんな感じの靴のデッサンを描いている
それは、並のデッサンではなく、靴が生きていた
ーーー
あれは、私が大学受験を控えた高3の夏頃だったか?
受験用にと父が初めて、絵の手ほどきをしてくれたとき。
(1周間ほどで、後にも先にも実技的な指導は一度きりだった)
基本のデッサンを、教材にそって模写して それを添削してくれた。
父は厳しい人で、悪いところを指摘するだけで後は自分で
考えろというスタイルだった。
それでも、最後は珍しく褒めてくれたと記憶している。
今でも覚えているのは、「量感、質感、存在感の3つが大事なんだ」
ということ。これは、今でも絵を見るときの基本スタンスになっている
ように思います。今では半ば、無意識に身体化していますが。
(今作品を見るスタンスは、作者の気持ちや魂がどうなのかと想像することで
技術的な事はあまり気にしません)
その時の教材に、ピカソのデッサンが載っていた と思い出した。
当時はピカソの何たるかを少しも理解していなかったのだが
わずか5,6歳の少年が美術品と言っても過言ではないレベルの
デッサンを描いていたという事実は、衝撃的だった。
なるほど、天才で、写実の世界を軽く越えていくのは当然だった
のだと その点だけは、理解したのでした。
ーーー
いつかは、ピカソの靴をペパクラで作って見たいとも思いました。
ーーー
子どもが入れる小さな小屋がいくつもあって、
白い恋人たちの会社の姿勢が伝わってきました。
洒落がきいていますね。
そんなわけで、白い恋人パークは想像以上に
いい場所でした。
混んでいますが、お勧めです。
駐車場は無料なので、すぐに混むようです。
車で行くならお早めに どうぞ。
これで千歳空港まで行って今回の旅行は終わりです。
空港内にもいろいろ見どころはあるのですが、
なにせ疲れたのと、物欲があまりないので個人的には
興味がわかなかったので悪しからず。
でも、きっと空港内も面白いのでご自身で散策して
みて下さい。温泉があって、そこでのんびりしても
良かったですね~