釜たけうどん & 石川啄木
さて今週の街歩きもいよいよフィナーレです。
最後を飾るのは、うどん屋さん 釜たけ
東京駅のキッチンストリートに最近出来たお店です。
照明がお洒落〜
こっちのも凄い
どうもこれが、伝統のちく玉天ぶっかけうどん 隣がミニ海鮮丼
ちくわ天もさることながら、卵の天ぷら 初めて食べました!
あげた卵から とろ〜り流れ出る黄身 これが絶妙な驚きでした。。
もちろん 全部美味しかったですよ〜
肉うどん
こちらは、あっさり系で美味しかったそうです。。
大阪讃岐うどんブームの仕掛け人木田さんの東京初出店つまり1号店だそうです。
大阪といえば、うどん。 その本場の大阪で認められたというだけあって
かなりのレベルの美味しさ。。これは、満足度が大きかったですね〜。
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さて、これだけですと物足りないので最近読んだ石川啄木の短歌から。。
たはむれに 母を背負ひて
そのあまり 軽きに泣きて
三歩あゆまず
有名な歌ですが、なんとも言えないたまらない気持ちになりますね〜
私も共感出来る年齢になったのだなとしみじみ思いました。。
はたらけど
はたらけど猶 わが生活(くらし)楽にならざり
ぢっと手を見る
これもまたバブル以降、長引く低迷 消費税増税で実感が湧いてくる歌
ぢっと手を見る が凄いなあと思います。。やなせたかしさんの「手のひらを太陽に」
も似たようなエピソードから生まれたと聞きます。やなせたかしさんは、この短歌を踏まえて作ったのでしょうか? それとも詩人というものは、独自に似たような詩を創作したのでしょうか? それはどちらでもいいけれど、貧困のどん底で両者共にじっと手を見た ということに変わりは無く その共通性に思いを馳せたのでした。
友がみな われよりえらく 見ゆる日よ
花を買ひ来て
妻としたしむ
これもまた共感出来る歌だなと。。。
私は花を買ってプレゼントしたことは無いですけれど、、、
カミさんは花より団子の方でして。。。
あっでも、この歌の世界は素敵ですね。
不来方の お城の草に 寝転びて
空に吸はれし
十五の心
不来方はこずかた と読み岩手県の故郷にあった不来方城で一人授業を抜けだして
寝転んだ思い出を歌にしたものだそうです。
15といえば、尾崎豊の「15の夜」を連想してしまいます。
思春期の多感な時期の思いや行動は、時代によって表現形は違ってくるでしょうが
本質は変わらないのかもしれない。そんな気がしました。。
ただ、この歌の詩情の方が透明感があって 清々しく 今の私には気持ちにしみます。。。
それでは、この辺で
また明日 。。)/